仕事
コロナ禍でワークスタイルは大きく変わらなかった。これまで稼働時間の 1/3 程度 WFH していたのが、すべて WFH になった。結果、自分はどちらかといえば物理出社したい気持ちがあることが分かった。自分にとっての通勤とは、家から会社まで徒歩で行けるぐらいの距離だったので、通勤で消耗しないことは前提ではある。来年も、普通に物理出社できる状況になるとは考えにくいので、在宅業務環境には気を配り、積極的に投資していく。
7 月に自分の所属部内での組織変更があり、グループのリードを担当することになった。この話をもらったときは、普通に実力不足だと直感したのと、いわゆるマネジメントには全然興味がなかったので正直別にやりたくはなかった。しかし話をしているうち、自分より適任がいないということであれば引き受けても良いという気持ちになった。あれこれ取り組みながら、自分の視野が広がっていることは自覚しつつ、力不足や理想とのギャップに悩んだ。
組織変更とは関係なく、転職への興味は今年の頭ぐらいからあって、消極的ながら社外に目を向けていた。職務経歴書や履歴書を書いた。10 月ぐらいからやや積極性が増し、いくつか選考に進み、11 月末にオファーを受諾し、12 月末で最終出社となった。転職の詳細は、入社後にまた別途書くつもり。そんなわけで、仕事に関しては変化の大きい一年だった。
趣味
ライブやイベントの中止や延期をうけて一喜一憂していたのが、次第にイベントがない日常が当たり前になっていった。アーカイブを含む配信が増えたことで、接触できるコンテンツが増えたのは良いことだ。しかし配信ではいまいち熱中できず、映像に乗せることができないリアルの熱量とか雰囲気を自分は大事にしていたのだと気づいた。秋以降は制限されたライブイベントに何回か足を運んだものの、マスク着用・立禁・声出し禁止が揃った新しい様式では、やはり思い切り楽しむことは難しかった。最近は「オンライン個別お話会」と呼ばれる様式のイベントが増えていて、まだ参加したことはないが、来年は機会があり次第参加することになると思う。
パソコン関係では、技術書を読んだり、趣味のための Web サービスや関連システムをつくるようなことは普通に行っていたものの、特筆すべき活動は特に行っていない。年末滑り込みで自作 PC (Windows) を組んだので、今は WSL2 を中心とした開発環境を整えてみている。この文章も Windows 上で書いている。思っていたよりもずいぶん快適で、Windows が久しぶりなこともあり新鮮な気分で楽しい。あと思い出に残っているのは ISUCON10 の言語移植で協力してワイワイしたことだろうか。
外出が減ったことで、Netflix や YouTube を見る時間が増えた。しかし VTuber の沼にはまだ落ちていない。曲をつまみ食いするのはやっていたので、つま先ぐらいは触れている。深夜アニメはいつも通り見ている。2020 秋は歴史的にみても豊作で良かった。そういえば、学生時代から推していた声優が好きなミュージシャンと結婚した。おたく関連の活動はめっきり減ってしまい、書くことがあまり無かったので、余白でナナシスの完結について書く。
ナナシス完結に寄せて
2 月に Tokyo 7th シスターズ、通称ナナシスの次回ストーリーであるエピソード 6.0 が完結編になることが決まり、12/29 の第 7 話をもってついに完結した。ナナシスはアイドル作品の見た目をしているが、アイドルの成長といったありきたりな内容だけでなく、最近では愛や現代社会の批判など多様なテーマを描いてきた。集大成となったエピソード 6.0 では、集大成らしく「人生」がテーマのように思える。はっきり言って社会人の 10 割に刺さる内容になっている。思い返してみれば、自分はこのエピソードで転職を決意したところも結構あるのだと思う (完結編の内容は君の目で確かめてくれ!)。
エピソードは完結したが、コンテンツの終焉についてはまだ言及されていない。来年のアニメ映画も決まっている (頑なにアニメ化 (商業利用) を拒んできた茂木監督にはどんな変化があったのだろう) 。きっと「最後の」ライブも計画にはあるはずだ……とこの文章を書いていたら、ちょうど今日 6th + 7th のライブが発表された (いまのところ「最後」とは名言されていない)。とはいえストーリーが完結したということは、そう遠くない未来にコンテンツとして終わりを迎えるだろう。どんな形であれ、きっと鮮やかに終わると信じている。別の有名巨大アイドルコンテンツのように、世代交代をしながら続いていくことは考えにくい。「7 周年で終わる」という噂は結構前からあったが、これはコロナ禍の影響で現実的に難しい気がする (7 周年を迎えるのは 2021 年 2 月 19 日)。
去年の振り返りでは Wake Up, Girls! の解散について触れた。ナナシスも 1st ライブから追ってきた思い入れのあるコンテンツで、そういうコンテンツも終わりが見えていることはやはり寂しい。終わりがあるのは諸行無常なので、受け入れなければならない。変化を楽しみ、別の心の依り代を見つけていくのだ。最近ではなし崩し的に AiRBLUE や DIALOGUE+ というユニットに興味がある。ふと気づけば、P0NY CANY0N に背後を取られていた感じでかなり険しい。来年こそは……頑張りたい (何を??)。